サブネットマスクについて

 

休日作業で出勤しました。ネットワークに関わる仕事だったので、やっぱりサブネットマスクって大事だよなと思い、ブログを更新する気になりました。よろしくお願いします。


サブネットマスクとは、IPアドレスの通信先の、内と外を決める範囲指定のことです。違ってたらすみません

今回はけっこう数学っぽいお話をします。


まずIPアドレスのおさらいですが、コンピュータの住所を決める数字とお伝えしていました。

例えば「192.168.001.010みたいなものですね。3桁の数字をピリオド.で四つ繋げたものです。


ここからどこと通信をしたいか、IPアドレスを決めたらサブネットマスクもセットで設定する必要があります。


参考までに、iPhoneもIPアドレスとサブネットマスクを持ちます。


iPhoneのWi-Fi設定画面

 


例えば、先ほどのIPアドレスに「255.255.255.0というサブネットマスクを設定すると、通信できるIPアドレスは「192.168.001.XXX」となり、XXXはどんな数字でも「内」と判断されますが、それ以外は「外」と判断され通信ができなくなります。


もう一つ別のパターンで、「255.255.0.0を設定すると「192.168.XXX.XXX」に繋がります。


見えてきましたか?

サブネットマスクを「完全に理解した」と言えるようになるには、二進数を理解することになります。


いま挙げたIPアドレスやサブネットマスクは普段私たちが使っている10進数の世界です。


10進数で言う255というのは、二進数にすると、2で割って余りをさらに2で割って..と繰り返して求めるわけですが、

1111 1111 になります。


これをまた10進数に戻すには、桁数に対して2を桁数ぶん乗数にして計算します。

20乗は1

21乗は2

22乗は4

23乗は8

24乗は16

25乗は32

26乗は64

27乗は128です。


各けたを足すと、1+2+4+8+16+32+64+128で、合計が255になります。(°▽°)オオーウ


なので、(一般には設定できないと思いますが)IPアドレスの255.255.255.255を、二進数で表すと、

1111 1111.1111 1111. 1111 1111.1111 1111になります。

サブネットマスクは、それぞれの桁にマスク(見えなくする)するようなイメージで、どこを通すか設定できます。


ちなみに、二進数の一桁(01か)のことを「ビット」と良い、1のときは「ビットが立つ」などと言うことがあります。ビットが8つ並ぶ(10進数で最大255)の集まりのことを、1バイト呼びます。データ通信量でメガとかギガの後によく聞く単位ですね。


また、サブネットマスクは「/24」のように、左から数えて連続でいくつビットが立っているか指定することもできます。これが言えると「サブネットマスクチョットワカッテル」感が出せます。
たとえば「192.168.001.010/24」と書かれていると、「IPアドレスは
192.168.001.010 で、サブネットマスクが255.255.255.0なんだな」と読みます。


サブネットマスク早見表↓

/32」は「255.255.255.255」と等しい(全部マスクすると内がなくなるのでどことも通信できない)

/24」は「255.255.255.0」と等しい

/16」は「255.255.0.0」と等しい

/8」は「255.0.0.0」と等しい

/0」は「0.0.0.0」と等しい


こんなところです。少しはサブネットマスクの世界を知っていただけましたでしょうか

ちょっとやっつけで覚えているところもあるので、分かりにくかったらすみません、、でもこの設定を間違えると通信できない!なぜ!?とパニックになるので大事なんです、、


内と外をつなげるには確かルータとかデフォルトゲートウェイとか必要なので、また多分書きます。ここまでお読みいただきありがとうございました。

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